脱サラ理由を聞かずにはいられない病

脱サラ願望のある私は、

脱サラした人にその理由を聞くことが習慣になっている。

今日聞いた方の回答は

「効率を重視し、遊びや美しさがなくなってゆく自分の仕事と、地域が美しさを失い醜くなってゆくのが連動している気がしたから」

とのこと。

うる覚えだけど、このようなニュアンスのことを言っておられた。)

ということで、現在は文化分野を中心に企画や執筆活動をしておられる。

美しさへの感度、意識が高く、何にどのように貢献したいかの自分の指針を持っておられてかっこいいなと思った。

一方の私は、仕事を辞めたいと愚痴を言うだけで一向に自分の指針が見えていなかった。

今日の話を聞いて

「何らかの形で世界を美しくすることに貢献する」は指針になりうるかもしれないと思った。色々な人と出会いながら、自分の中でモヤモヤしているものを少しずつ発見していけたらいいなと思う。

長女海外へ

小4から中3まで不登校。現在通信制高校2年の長女。来月から2ヶ月間海外留学をする。

自分で何かしたい意欲がでてきたことが嬉しい。

長女が不登校になった頃、部屋に引きこもり、ほとんど眠っていた。そして、たまに起きるとゲームをしていた。

そんな長女を見ていると、長女にも、その長女を育てた自分にも生きる意味があるのかわからない時期があった。

その問いの答えはでないまま、ただ自分を保つことだけを考え、日々をしのいできた。

月並みだけど、自分で何かしようという意思がでてきた長女から、「生きてさへいれば何とかなる」という希望をもらえた。

引きこもりの、長男、次女を見ていると、将来への不安、自分への嫌悪で落ち込みそうになる自分に「生きてさへいれば何とかなる」を言い聞かせたい。

リスクマネジメント

リスクマネジメント

「リスクを組織的に管理し損失などの回避または低減を図るプロセス。リスクが及ぼす影響を正確に把握し事前に対策を講じることで危機発生を回避する」

私の日常にも必要な考え。

<リスク>

・うっかり聞こえてしまう、愚痴か自慢かわからない(習い事が大変、本ばっかり読んでいるなど)ママ友たちの会話。

・わが家の状況(3人皆不登校)を知っていながら、自分の子自慢をしてくる強者たち(わが子の写真を見せてくるなど)。

申し訳ないけど、自慢する相手を間違っています案件

<リスクが及ぼす影響>

どよーんとした気分、疲労感、嫉妬、怒り、妬み、そして煩悩が現れてしまう自分への自己嫌悪

<事前の対策>

そのような場に出会わないよう細心の注意を払う。危険のない人々と繋がる。

 

しかし、先日、美容院に行った時、危機は訪れた。美容師の子が長男と同じクラスだった。

おのずと入学式の話になり、長男が入学式以来学校に行けていないと伝えたにも関わらず、

入学式の浮かれた写真や動画を見せられた。

私の入学式はというと、人の中で緊張した長男が嘔吐しないかをずっと心配しながら見守っていた。写真を撮る余裕なんてなかった。

「あっ、入学式って浮かれる日でしたね。そんなことも忘れていました。」と心の中で思いながら、美容院変更決定。

私のリスクマネジメント。

4月だから

3年間引きこもっていた長男が、中学の入学式に出席した。

そして、2日間学校へも行った。

あっぱれ。よくぞトライした。

昨日からは休んでいる。

休む理由はあえて聞かない。

トライアンドエラーの繰り返し。

それしかない。

長男自身、学校に行ってみて感じたことが色々あったはず。

この後どうるすかは長男次第。親はただ見守り、待つくらいしかできない。

 

最近聞いたAudible『WHOLE BRAIN 心が軽くなる脳の動かし方』ジン・ボルト・テイラー

『人間は考えることもできる感じる生き物』とあった。

私は、この状況、どう感じている?

・安堵・不安・疲労など

頭では、「親はただ見守るべき」と考えていても、複雑に感情が入り混じる。

4月は変化の月。変化に疲れるのは当たり前。今は(今も)無理せず、自分をいたわりたい。

 

 

 

長男入学式前日

明日は長男の中学の入学式

準備をした。

持ち物の中に筆記用具があった。

長男に筆記用具ある?と聞くと、あるけど、鉛筆が短すぎる。と言って持ってきたのが以下。

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さすがに、小さすぎるでしょっ!

と2人で笑い合った。

長男が、自分に部屋に戻った後、どんな思いでこの鉛筆で1人漢字練習をしていたのかと考えると何だかわからないけど涙が出た。

明日の入学式はドタキャンでも大丈夫だからと長男に伝え、中学の先生へは、3年間人とコミュニケーションをとらずに、1人部屋で過ごしてきた子ですと伝えた。

コミュニケーション力、体力、学力、いずれも通常の学校生活を送りには不安がありますと伝えた。

明日の入学式、行けるとしたら、学校では先生を1人つけて見守っていただけるとのこと。

明日行けるかも分からなければ、その先のことも分からないけれど、

髪も切らず、風呂にも入らず部屋に引きこもっていた長男が、今はただ、前向きに動き出してくれたことが嬉しい。

いつでも堂々と

最近出会った好きなもの。

①安江八幡宮(石川県金沢市

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②ジャリおじさん(大竹伸朗

https://www.fukuinkan.co.jp/book/?id=615

2つの共通点

・何か、ちょっと変。

・変なのに、堂々としている。恥ずかしがっていない。

堂々とした姿が、自称小心者の私を勇気づけてくれる。

3年間部屋に引きこもっていた長男。

3月14日に肩まであった髪を切り、中学の入学式に出席したいと言う。

何年も人と会わずに過ごしてきて、急に大勢の中に入るのだから、もちろん、1番緊張しているのは長男だろうけれど、私も緊張している。

なんせ、入学式は、堂々と、動揺せずに、冷静に。と自分に言い聞かせる。

接種券たち少々お待ちを

長女宛に市役所から

「HPVワクチンの接種を逃した方に接種の機会を提供します」の案内がきた。

長女が不登校だった頃、予防接種はハードルが高かった。生活リズムが日によってまちまちだし、気分が乗る日、乗らない日もある。

予約した時間を守るということが難しい長女にとって、予約しないと受けられない予防接種はハードルが高かった。

それが理由で、予防接種を受けてこなかった。予防接種は親の義務と思い込んでいる私にとっては罪悪感満載だったのだけれど。

昨年から、県外で暮らす高1の長女。市役所からの案内を伝えると、今度帰省するタイミングで接種するとのこと。今は、予約に合わせて行動ができるようになった。アルバイトも一年近く続いている。不登校の頃、時間に合わせた行動ができなかったのは、長女がそういう人だったのではなく、その時は、そういう人だっただけだと気づく。

わが家で使ってもらえる日を待つ、長男と次女の接種券たち。少々お待ちを。時期がくれば接種できる日がくるから。焦らず、待っていてください。