親に感謝するという道徳への違和感

子供が親へ感謝することは当たり前とされている。でも私は、その考え方に違和感を感じている。なぜなら、自分が子供達に感謝して欲しいとは思っていないからだ。自分が産みたくて産んだのだから、感謝される筋合いはないと感じてしまう。また、子供を産んだことで、社会のレールに乗れているという、安心感と自己肯定感を得ることができた。そして子育てをすることで『何のために生きるか』などの悩み(暇だとついつい考えてしまう)を紛らわすこともできた。不登校の経験も今となっては、自分を成長させる糧になったと感じている。子供達には感謝している。

子供に親への感謝の気持ちが自然に湧いてくるのは構わないと思う。しかし、小学校の授業参観で子供達が、親への感謝を伝える似たような作文を読むのを見ると息苦しさを感じる。感謝の気持ちは強制されるものではないような気がする。

そして私自身は、愛情を受けて育ったと思っているけど、今のところ親への感謝の念は湧いてこない。そんな自分に罪悪感があるけれど、どうしようもない。『親に感謝していない』道徳的に口にできない言葉だけど、私の本音かもしれない。