それは長男がしたいことではなく私がしたいことでした。

中山間過疎地域が好きだ。

好きな理由は、風格ある農村風景、知恵のある生活、豊かな自然など漠然としている。

「過疎に打ち克つ 宮口としみち」を読んだ。

目から鱗だった。

人口増を目指すことへの問題提起がされ、「先進的な少数社会」、「魅力ある低密度居住」が提案されていた。

私は、日本の人口を増やす方向性に疑問を持ったことがなく、子供を3人産む選択にも何の疑問も抱いていなかった。今思うと、恐ろしい思い込み。

本の中には、コラムとして、山村留学が紹介されていた。主なもの2つの詳細以下。

粟島浦村のしおかぜ留学

https://www.vill.awashimaura.lg.jp/study-iland/study-iland-outline/

長野県売木村 山村留学センター売木学園

https://sanson.urugi.jp/

自然に囲まれたところで、引きこもりのわが家の子供達がのびのび生活できたらいいな。

早速、長男に、一緒に粟島に行かないか提案した。脈あれば、仕事を休職する覚悟で。

答えは即答で「(行かなくて)大丈夫。」

「そ、そうだよね。」

島暮らし。長男がやりたいことではなく、完全に私がやりたいことでした。

自己中心的な突飛な発言に反省しつつ、島での生活を妄想し、しばし現実逃避をしてしまいました。