接種券たち少々お待ちを

長女宛に市役所から

「HPVワクチンの接種を逃した方に接種の機会を提供します」の案内がきた。

長女が不登校だった頃、予防接種はハードルが高かった。生活リズムが日によってまちまちだし、気分が乗る日、乗らない日もある。

予約した時間を守るということが難しい長女にとって、予約しないと受けられない予防接種はハードルが高かった。

それが理由で、予防接種を受けてこなかった。予防接種は親の義務と思い込んでいる私にとっては罪悪感満載だったのだけれど。

昨年から、県外で暮らす高1の長女。市役所からの案内を伝えると、今度帰省するタイミングで接種するとのこと。今は、予約に合わせて行動ができるようになった。アルバイトも一年近く続いている。不登校の頃、時間に合わせた行動ができなかったのは、長女がそういう人だったのではなく、その時は、そういう人だっただけだと気づく。

わが家で使ってもらえる日を待つ、長男と次女の接種券たち。少々お待ちを。時期がくれば接種できる日がくるから。焦らず、待っていてください。